2023年3月13日に東京高等裁判所で最新差戻しが確定し、「袴田事件」の犯人とされていた袴田巌(読み方:はかまだいわお)さんが現在冤罪が晴れて無罪となったのか、そして現在の生活ぶりについてまとめました。
袴田巌さんは長い拘留生活で2023年現在も後遺症に苦しんでおり、せめて存命中の無罪判決が期待されます。
詳細はこの後にまとめていますので、ぜひ本文へお進みください。
【2023】袴田巌は現在冤罪は晴れて無罪となったのか|何してるのかを調べたら驚愕だった
「袴田事件」の犯人とされてきた袴田巌さんは2014年に再審開始が決定してから釈放され、2023年現在も静岡の自宅で暮らしています。
しかし、2023年現在も冤罪が晴れたワケではなく、無罪は確定していません。
したがって、袴田巌さんは2023年現在も「死刑囚」という肩書きが付いて回っている状態が続いています。
とはいえ、今回の高等裁判所の判決は最高裁判所から差戻し判決を受けてのもののため、「実質無実」と言われたものと同じ意味を持つのです。
なお、最高裁判所が東京高裁の判決を差戻しにしたのは、袴田巌さん逮捕の決め手となった衣服に付着した血液が、捏造である可能性が高いと指摘されているからです。
検察は高等裁判所の判決について「予想外」というコメントをしており、検察の動きも今後注目されますが…
地方裁判所の再審開始判決から実に9年間もかかっていますので、2023年現在88歳の袴田巌さんが存命の間に冤罪が晴れ無罪の判決がされることが期待されます。
そんな袴田巌さんですが、2023年現在平穏な生活が送れているのかといえば決してそうではなく、たいへんな暮らしをしているのでした。
袴田巌は2023年現在何してるのか生活ぶりをまとめ
先ほども触れましたが、袴田巌さんは2023年現在は静岡で生活しており、姉のひで子さんと同居しています。
袴田巌さんは数十年に渡って刑務所に収監されていましたので、「拘禁症状」に苦しんでおり、再審開始が確定した現状を理解していないと考えられます。
拘禁反応というのは拘束された状況下でおきる独特の異常な反応のことで、その中でも、一過性のもうろう状態、幻覚、痛覚の脱失ないしは過敏、的外れ応答などで特徴づけられるガンゼル症候群が有名
実際、袴田巌さんは散歩やドライブを日課としていますが、その目的は「ばい菌から地元を守るため」です。
その他にも「宇宙で猛獣が大きくならんようにできれば、人間は美しくなる」といった発言も見られ、死刑は免れたものの、不当に拘束された数十年は取り返しのつかない年月になってしまいました。
とはいえ、釈放されてから袴田巌さんは自由な日常を取り戻しており、2023年3月には誕生日会が開かれるなど、多くの人に囲まれて生活していることが覗えます▼
このように釈放された2014年よりは表情豊かになっているという袴田巌さんですので、せめて存命中に無罪判決が出ることを期待したいです。
今後袴田巌さんが無罪となった場合に得られる賠償金ですが、別記事袴田巌への賠償金はいくらか|どれくらいか調べたら安すぎで衝撃だったでまとめたように、50年近くも拘留されたにしては安すぎる衝撃的な金額でした…
【まとめ】袴田巌は2023年現在無罪となったのか|何してるのかを調べたら驚愕だった
今回は「袴田事件」が再審開始となった袴田巌さんの2023年現在についてまとめました。
袴田巌さんは2023年現在も冤罪は晴れておらず無罪とはなっていないため、依然として「死刑囚」の肩書となっています。
しかし、最高裁からの差し戻し判決を受けた末の再審開始判決が東京高等裁判所から出されましたので、事実上無罪を勝ち取ったとも言っていい状況となりました。
しかし、不当に拘束された数十年で袴田巌さんは2023年現在も「拘禁症状」を発症しており、「袴田事件」が再審開始となった事実も理解できていないと考えられます。
せめてそんな袴田巌さんの存命中に吉報が届くことを願ってやみません。