【細田博之議長なぜ文書】”会見しろ”の声も絶対にしない理由とは　

2022年9月29日、細田博之衆議院議長が旧統一教会との関係を”文書”で公表しましたが、なぜ会見ではなく文書だったのか、その理由をまとめました。

世間では細田博之議長が説明責任を果たしていないとして、”なぜ文書？”、”会見しろ！”と国民の批判を集めているにも関わらずまったく応じようとしないのは、「議長」という立場が大いに関係していることが浮き彫りとなってくるのです…！

詳細はこの後でまとめていますので、ぜひ本文へお進みください。

細田博之議長はなぜ文書で旧統一教会との関係を公表したのか

細田博之議長がなぜ文書で旧統一教会との関係を公表したのか、それは「手軽さ」が要因の1つとして挙げられます。

細田博之議長が公表した文書

文書での公表するは会見に比べて、細田博之議長の負担にかなりの差が生じるのです。

例えば今回文書で公表された文書は、十中八九細田博之議長ではなく、事務方(おそらく自民党職員)が頭をひねって作成したものです。
その一方で会見をする場合は、細田博之議長の負担は大きくなります。
読み原稿や想定問答、当日の段取りetc…　このように会見の場合、細田博之議長が旧統一教会問題に関わる時間が増えるのは間違いありません。

また、公表当日も文書であれば記者からの質問に回答する必要はありませんが、記者会見をするとなると1～2時間程度は”針のむしろ”状態を耐えなければならず、文書による公表は細田博之議長にとって非常に”楽”なのです。

通常の国会議員であれば今後開かれる国会での厳しい質問や次回選挙への影響が想定されますので、”文書1枚で終了”という訳にはいきません。
しかし、細田博之議長にはこれらの問題に悩まされることは皆無であるといえるのですが、その理由を次でまとめていきます。

細田博之議長が”会見しろ”と言われても絶対にしない理由

文書1枚で旧統一教会との関係を終わりにしようとしている細田博之議長に対する世間の目は冷たく、”会見しろ！”という声が聞こえてきます。

細田、文書ではなく会見しろ。 pic.twitter.com/6M9GebvFql

— aiueo (@KIHA72_1) September 29, 2022

しかし、先ほども紹介したようにどれだけ”会見しろ”と言われても、会見をするメリットが細田博之議長にはないのです。

例えば、細田博之議長は衆議院議長を務めているため、国会で質問を受けることはありません。
したがって、秋に臨時国会が開催されると言われていますが、周囲から何を言われようと、細田博之議長は粛々と国会を進行していけばいいのです。

制度上は細田博之議長の不信任案を提出して辞職に追い込むことは可能です。
しかし、同じく2022年に「100万円しかもらっていない」発言で大炎上した際に野党から不信任案が提出されましたが、あえなく自民党と公明党の反対により否決となったことは記憶に新しく、細田博之議長の不信任決議に持ち込むのは事実上不可能と言えます。

「100万円しか」発言で炎上した細田博之議長の年収。実はかなり多いです。
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また、細田博之議長は次回選挙への影響も懸念する必要はありません。

細田博之議長は2022年9月時点で78歳。
次回の衆議院選挙は2025年を予定していますので、次回衆議院選挙で81歳となっている細田博之議長は、年齢的に出馬せずに引退する可能性は高いと言えます。

以上のことより、細田博之議長には記者会見を開いてわざわざ厳しい質問に回答するメリットはなく、文書で済ませたものと考えられます。