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【奈良の鹿】天然記念物に指定されているのはなぜ?鹿と交通事故で逮捕される?

2021年3月2日に奈良の鹿を殺してしまった20代の男性が、文化財保護法違反の疑いで逮捕されました。

今回の事件は故意に鹿を殺してしまったので、逮捕はやむを得ないかもしれませんが、そもそもなぜ奈良の鹿だけが天然記念物に指定されているのでしょうか。

今回はこのような疑問の理由についてお答えしていきたいと思います。

また、奈良の鹿を車ではねてしまった場合はどうなるのかもあわせて解説をしていきます。

【奈良の鹿】天然記念物に指定されているのはなぜ?

奈良の鹿が天然記念物に指定されている理由は、奈良時代の西暦767年に春日大社が建てられた頃までさかのぼります。

当時神様が鹿に乗っていたとされ、奈良の鹿が神鹿(しんろく)として「神扱い」されたなごりが現代まで続いているのが大きな理由です。

とは言っても奈良時代から江戸時代の途中までは、現代よりもずっと厳しく、奈良の鹿を殺すことは重罪とされており処刑される人もいたそうです。また、その家族も連帯責任をとらされ、家を壊されることもあったようです。

鹿に石を投げて殺してしまった10歳の子どもに対してですら、残忍な処刑が執行されたという記録もあるので、当時の人達にとって奈良の鹿は相当恐い存在だったのではないでしょうか。

奈良の鹿が天然記念物に指定されたのは、1957年のことです。

ちなみに「奈良の鹿」の定義はかなり曖昧で、特定の場所に生息する鹿を指すものではないようです。

そのため、農作物を荒らされた奈良県の農家が鹿を駆除したところ、「奈良の鹿は天然記念物だ」と訴えられて裁判沙汰になったこともあります。

奈良の鹿が特別天然記念物指定を受けている起源が1200年以上前にあるなんて、スケールが大きい話ですよね。

では、特別記念物指定を受けている奈良の鹿を誤って車ではねてしまった場合は、罪に問われるのでしょうか。

奈良の鹿をひいて交通事故を起こすと逮捕される?

結論から言うとわざとでなければ、逮捕されません。

しかし、「奈良のシカ」が、車にひき逃げされるケースが後を絶たないそうです。

半数近くのドライバーはシカをはねた後、警察に通報せずにその場を去っているのですが、その原因は、奈良のシカが国の天然記念物に指定されていることが大きいようです。

つまり、天然記念物の鹿を殺してしまうと逮捕されてしまう、と考えてしまうからですね。

しかし、奈良署交通家の担当者も、

誤ってシカをはねてしまった場合、物損事故として処理されるのが一般的

引用元:産経WEST

と話しており、罪には問われないようです。

むしろ、通報しなければ道路交通法の事故不申告になってしまいますし、車の修理費用に必要な保険金の請求もできないので、デメリットしかないようです。

もし奈良の鹿をはねてしまったら、慌てずにきちんと申告するようにしましょう。

まとめ

今回は奈良の鹿が特別天然記念物にしていされている理由と、誤って鹿を殺してしまった場合は罪に問われないことを紹介してきました。

今度奈良に行くときは、昔鹿が神様のような扱いをうけていたことを思い出して、拝んでみるのもよいかもしれませんね。