梅村みずほ議員の代表当選の確率は？一般党員次第で波乱の可能性も

梅村みずほ議員が日本維新の会の代表選に当選する確率についてまとめました。

日本維新の会の代表選決定のシステムを踏まえると、自民党の代表選と比較してどの議員にも勝機があると言え、「梅村みずほ代表」爆誕の可能性は現実的にあり得ることが明らかとなりました。

この記事では日本維新の会の代表選システムにも詳しくなれますので、ぜひこのまま本文へお進みください！

梅村みずほ議員が出馬する日本維新の会代表当選のシステム

梅村みずほ議員の代表当選の確率がどれくらいあるのかを出すためには、日本維新の会の代表選の方式を知る必要があります。

日本維新の会の代表の決め方は、下表のとおりです。
わかりやすいように、自民党の代表選の方法と比較した形となっています。

	日本維新の会	自民党
出馬条件	特別党員 30名の推薦 (国会議員、地方議員、市長など)	国会議員 20名の推薦
投票資格	全党員	国会議員、一般党員
票の数え方	党員全員が一票を持つ	国会議員票50%、一般党員票50% (一般党員票は分配する)

日本維新の会の代表選の大きな特徴は、党員全員が平等に1票を投票する権利がある点です。

自民党は国会議員票が50%を占めていますので、議員票が大きなウエイトを占めていると言えます。
一方、日本維新の会の党員は全国で約2万人いると言われており、国会議員票は1%にも満たない方式となっているのです。

これは、日本維新の会の国会議員が2022年時点で60名程度しかいないため、国会議員票に重みを持たせると、党員の意見が反映されないことを危惧しているためと考えられます。

梅村みずほ議員の当選確率はこれから伸びる可能性も

それでは、先程紹介した日本維新の会の代表選の投票システムを踏まえて、梅村みずほ議員の当選確率(可能性)についてまとめていきます。

結論から行ってしまうと、世の中の予想どおり馬場伸幸議員が代表になる可能性が最も高いと言えます。
したがって、梅村みずほ議員が代表になれる確率は10%程度ではないでしょうか。

馬場伸幸議員

梅村みずほ議員の代表選当選が厳しい理由として、松井一郎現代表が馬場伸幸議員を自身の後継者として指名する発言をしたことにあります。

「僕を引き継ぐ次の代表としては、馬場議員を応援したい」

カンテレより

さらに、松井一郎代表からは驚きの一言がありました。

――Q：代表選で負けた人の処遇は？
「自民党は戦うときは冷や飯覚悟でやってますよ。維新の会もそっち側でやってもらいたい」

カンテレより

この脅しともとれる松井一郎代表の発言に恐れおののき、梅村みずほ議員の推薦人は40名から出馬条件ぎりぎりの30名まで減ってしまったのです。

一方、馬場伸幸議員は特別党員600名の内、過半数となる300名以上の推薦人を集めており、実に梅村みずほ議員の10倍以上となっています。
このような状況を踏まえると、現状馬場伸幸議員が最も代表選で優位に立っていると報道でも言われている状況です。

しかし、松井一郎代表の”恫喝”とも言える発言に対して、反発する党員が一定数いると考えられます。
実際、同じく日本維新の会の代表選に出馬している足立康史議員は、次のようにツイッターに投稿しています。

誰が何をしているか、全て公開が理想だと思っています。特に松井一郎代表は現代表ですから、馬場さん支持を一部の幹部に伝えるなら、公に後継指名すべきではないでしょうか。多くの特別党員に推薦を求めなければならない党代表選挙。その選挙のルール作りの総指揮官が、水面下で態度表明するのはダメ。

— 足立康史衆議院議員 (@adachiyasushi) July 28, 2022

特別党員600票の過半数以上は馬場伸幸議員が獲得していますが、日本維新の会の代表選投票システムでは、総投票数2万票の1.5%程度に過ぎません。

代表選以降、梅村みずほ議員の評判｜代表選会見で評価爆上げの件【会見動画あり】でまとめたように、梅村みずほ議員の評判はうなぎ上りとなっています。
日本維新の会の一般党員が「若い梅村みずほ議員に日本維新の会の将来を託したい！」と思われれば、馬場伸幸代表を逆転することも十分可能なのです。

日本維新の会の投票日は2022年8月27日。
それまでに梅村みずほ議員が一般党員の心を掴むことができれば、代表選は波乱の展開になる可能性が期待できそうです。