羽生善治が引退する可能性を3つの理由で解説【辞めるのか辞めないのか】

この記事では将棋の羽生善治さんが引退するのかしないのかについて解説をしていきます。

羽生善治さんはここ最近思うような成績が残せておらず引退を心配する声も聞こえてきますが、2022年に入り現実味を帯びてきたことで、ファンでなくても羽生善治さんの去就に注目してしまいますよね。

今回羽生善治さんが引退するのかを検証したところ、3つの理由から将棋を辞める可能性があることがわかりました。

この記事では羽生善治さんが引退の可能性について解説していきますが、そのようにならないことを切に願います。

羽生善治がA級から陥落で引退危機?

2022年2月5日に行われたA級順位戦で、羽生善治さんが敗戦して29年間在籍したA級から陥落することが決定しました。

それにより羽生善治さんは2022年シーズンはB級1組で戦うことになりますが、羽生善治さんがこのまま現役を続行するのかが世間の注目になっています。

羽生善治は引退する可能性を3つの理由で解説!

羽生善治さんが引退する可能性があると考察したのは、次の3つの理由からです。

  • 羽生善治さんは引き際を決めている
  • 羽生善治さんの師匠も50代で辞めている
  • デビュー以来初の負け越し

それでは順番に解説していきます。

羽生善治引退の可能性の理由:引き際を決めている

最初に紹介する羽生善治さんが引退する可能性があるとした理由は、羽生善治さんはご自分で引き際を決めている、ということです。

羽生善治さんは過去に、自分が思い描く将棋が指せなくなったときが辞め時であると話したことがあります。

2021年の羽生善治さんは、そのまま続けていれば勝てていた試合を読み違えて投了してしまったり、攻めの手がなくなり泣く泣く投了するといった試合がありました。

これは往年の羽生善治さんにはなかったことで、このことか年齢的な衰えがあるのではと指摘する解説者もいます。

C級以上の棋士は60歳になっても定年はありませんが、羽生善治さんは「ただ将棋を続けるのは違う」というコメントを過去にしており、それほど定年にはこだわりがないことがわかります。

したがって2021年の将棋を振り返って羽生善治さんが昔のような将棋は指せないと判断すれば、引退することも考えられます。

羽生善治引退の可能性の理由:師匠も50代で辞めている

次に紹介する羽生善治さんが引退する可能性があるとした理由は、羽生善治さんの師匠である二上達也さんも50代で引退をされていることです。

羽生善治と二上達也の画像羽生善治さんと二上達也さん

産経ニュースより

二上達也さんは1990年に引退されていますが、そのきっかけは前年に弟子の羽生善治さんに敗北したことが1つの要因として挙げられています。

羽生善治さんには弟子はいませんが、現在将棋界を席巻している藤井聡太4冠の活躍を見て、羽生善治さんが世代交代を感じている可能性はあります。

実際、2021年度シーズンで羽生善治さんと藤井聡太4冠は対局しており、羽生善治さんは惜しくも敗れています。

加えて今回のA級陥落により、羽生善治さんが引退してしまうことは十分に考えられます。

羽生善治引退の可能性の理由:デビュー以来初の負け越し

最後に紹介する羽生善治さんが引退する可能性があるとした理由は、2021年シーズンが羽生善治さんにとって初めて負け越したシーズンである、ということです。

羽生善治さんの2021年度の成績は2022年2月5日時点で31戦13勝18敗で勝率は4割程度です。

羽生善治さんは1985年のデビュー以来、常に勝率5割以上をキープしてきましたが、今回初の負け越しとなってしまいました。

初の負け越しは羽生善治さんが引き際の条件にしている、「自分が思い描く将棋」を指せなくなっていることを意味しているといっても過言ではありません。

この事実から羽生善治さんが奮起するのか、引き際と判断して引退してしまうのか、今後注目されていくと考えられます。

【まとめ】羽生善治は引退して将棋を辞める可能性はあるのか

今回は2021年度シーズンでA級陥落が決定した羽生善治さんが引退して将棋を辞める可能性はあるのかについて解説しました。

今回羽生善治さんの引退について考察してみると、次の3つの理由から将棋を辞める可能性があることを紹介しました。

  • 羽生善治さんは引き際を決めている
  • 羽生善治さんの師匠も50代で辞めている
  • デビュー以来初の負け越し

しかし、羽生善治さんは2020年にもタイトルの挑戦者決定戦まで進まれるなど、まだまだ第一線で活躍できるはずです。

あと1期タイトルを保持すれば前人未到の「100期」達成となる羽生善治さん。

ぜひもう一踏ん張りして、将棋界を盛り上げていってほしいと思います。